その食べ方、病気です!
摂食障害の専門ナースが、完全回復に向けたアドバイスを贈ります
ダイエットに励む女性の多くが「摂食障害予備軍」にあることをご存じですか? 摂食障害は「自分の気持ちや考えに対処するために、食べ物を用いている状態」、つまり食べることを拒否、あるいは消化することを拒否した結果、やせてしまう病気(拒食症)と、 食べても食べても満足できずに食べすぎる病気(過食症・過食性障害)の2つがあります。
自身も摂食障害を克服した経験を持つ著者は、カリフォルニア大学病院ロサンゼルス校メディカルセンター(UCLA)の思春期精神科急性期摂食障害病棟に勤務。日米の多くの大学で学んだ経験から、「心と体のバランスを取り戻せば摂食障害は克服できる」と考えます。
本当の自分と向き合うための「21日間プログラム」で、摂食障害を克服しましょう!
もくじ
第1章 摂食障害警報が日本に発令されました!
第2章 拒食も過食も頭の中のモンスターがつくり出す
第3章 摂食障害の人が抱えている本当の問題とは
第4章 自分の気持ちと向き合うことから、回復への道は始まる
第5章 本当の自分を受け入れて、モンスターを味方につけよう
第6章 【資料編】本当の自分と向き合うための21日間プログラム
著者プロフィール
安田真佐枝(やすだまさえ)
摂食障害ホープジャパン代表/日米正看護師
聖路加看護大学(現 聖路加国際大学)卒業後、日本の病院の精神科に就職するが、ストレスから摂食障害を発症。その後、小児科での勤務、養護教諭を経て、1994年にアメリカのテネシー州バンダービルト大学看護学部大学院へ留学。2年目にオレゴン州の大学に転校し、1998年、オレゴンヘルスサイエンス大学看護学部大学院修士課程修了。看護師としてオレゴン州立病院の精神科で働き始める。
1999年に帰国し、兵庫県立大学看護学部精神看護学助手として2年間勤務の後、再び渡米。2001 年、カリフォルニア大学病院ロサンゼルス校メディカルセンター(UCLA)の思春期精神科急性期摂食障害病棟で正看護師として勤務。
2014年、「摂食障害ホープジャパン」設立。摂食障害に苦しむ当事者や家族、医療関係者の支援、摂食障害関連書籍の翻訳、出版、アメリカでの研修ツアー、オンラインサポート、病院や大学への出張講義などを行っている。 2022年までに摂食障害専門施設を日本にも開設することを目指し活動中。現在、アメリカ・ロサンゼルス在住。サンタモニカで精神科看護師として勤務する。
書籍情報
著者:安田真佐枝